宮田村 トラクター

5月 - 28
2019

宮田村 トラクター

長野県宮田村農機具(トラクター)の 出張買取

 

 

地域適正 “ 高額 ” 査定

 

農機買取センター 長野/静岡/愛知/岐阜

 


宮田村は、中央アルプスから流れでる川が造りだした扇状地にあり、この豊富な水を利
用した稲作が主体で、畑はわずかしかない水田地帯です。しかし、現在は、全国的な米の
消費量の減少とそのことに起因する国の減反政策もあって、米を作ることができない水田
が約4割もあります。そこで、村全体で担い手への農地の流動化を進め、そこへは大豆、
そば、大麦のほか、りんごを主体とする果樹や花き、多様な野菜などが栽培されています。
農家は、2種兼業の稲作農家が多く、専業農家はカーネーションや鉢花などの施設園芸、
アスパラガス・すいか・トマトなどの野菜、りんごが主だった経営です。


村の水田の 75%を占める土地利用型作物は、平成 18 年に設立された全農家を組合員と
する「宮田村営農組合」(平成 27 年には農家の 95%を組合員とする「(農)みやだ」を設
立し、現在移行中)が、共同の大型機械による3作業(耕起・代かき、田植え、稲刈り)
の受託と出荷を担い、若者は会社勤めに行き、年寄りが農業をしている農家が多く、結果
として農業後継者の確保が難しくなっています。

ただし、耕作できなくなった農地は、独自の農地調整(営農組合土地利用部(旧『農地
利用委員会』が全村規模で専業農家や生産組織へ農地のマッチングを行う)により遊休荒
廃地の発生を防ぐとともに、担い手への農地集積や有効利用が進んでいます。
しかし、法人設立はしたものの、担い手不足の問題は解決しておらず、農地の受け手の
負担が年々増しているのが現状です。

 

 

村には、「一村一農場」という考え方を持つ独自の農業システムがあります。そのシス
テムはいつしか「宮田方式」と言われるようになりました。
宮田方式とは、村が積極的に農地の流動化を推進するための機関として設置した『農地
利用委員会』と、農協が稲作の機械化一貫体系による生産組織として育成してきた『集団
耕作組合』の2つの組織。さらに農家・村・農協が一体となって、宮田の農業振興や支援
に取り組んできたシステム全体の総称で、現在の村の農業政策でもその根幹はしっかりと
引き継がれています。